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<チョークにまつわる話>
19世紀初めのイギリスで、建築材料に使われる石灰岩を使って硬いものに線が引けることが発見されました。それに続いて、フランスでは石灰の粉末を水に溶いて、棒状に固めて線を引くのに使いやすくしたものを生み出しました。これが現在のチョークの原形です。日本には、明治6年にアメリカから輸入され、明治8年には初の国産チョークが完成しました。また、明治の終わり頃には色つきチョークが誕生しましたが、当時は色がついているのは表面のみで、芯の部分は白色のままでした。その後、大正時代に入ると、学校の授業でチョークが使われるようになり、全国的な広がりを見せ始めるようになりました。昭和12年、現在のチョークの主流となる、炭酸カルシウムのチョークが初めて国内生産されました。戦後になると、文部省(現・文部科学省)が学校教育資材としてチョークを奨励したことで、チョークはその地位を全国の学校で確立するようになりました。現在では、この炭酸カルシウムを原料としたダストレスチョークが多くの学校で使われています。ちなみに、現在流通しているチョークの主成分は炭酸カルシウムか硫酸カルシウムのどちらかで、一本は約5gです。両者を比較すると、炭酸カルシウムのチョークは粒子が細かく、細かい文字が書きやすいという利点があり、硫酸カルシウムのチョークはタッチがソフトで、太い文字が書きやすい(日本語の文字が美しく書ける)という利点があります。
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